私たちの思い

日本では地震や台風、大雨など自然災害の起きることが稀ではなく、大規模な災害が起こるたび多くの避難者が発生してきました。東日本大震災では原子力発電所の事故も重なり、それまでの災害をはるかに超える避難者が、被災地を遠く離れて広域に避難する事態となりました。

避難者支援は、通常、避難所の開設と運営に始まり、仮設住宅から復興住宅の建設へと続き、被災者の生活を再建することで終了します。

ところが、被災地から離れた土地に避難した広域避難者は被災地に戻って生活再建することよりも、避難先に定住し続ける方も増えています。とくに原子力発電所事故による避難者は、避難元に戻らない選択を選んだ方も多数にのぼります。

このように東日本大震災では従来の避難形態とは異なった広域避難が行われているため、過去の事例にとらわれない新たな支援が求められています。広域避難者の生活を、より早く再建するために…。

この災害による広域避難者に支援を行うことは、今後発生する災害による広域避難者の生活再建をいち早く進められるようにすることにもつながります。

私たちは、広域避難者の支援を今後も継続して行い、広域避難者の生活再建を確実なものにし、さらに今後の広域避難者に対する支援のあり方を提言するため、2019年、「広域避難者支援センター関西」を任意団体としてスタートさせました。つづいて2020年には「NPO法人」として法人格を取得し、よりたしかな支援が行えるよう努力をつづけてまいります。(NPO設立趣旨書より)

→運営団体概要は、こちら

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